協働運搬ロボット

頼りになる
協働運搬ロボット
サウザー

多様な現場に簡単導入

人が仕事や生活をする近くで、
安全で確実に動作する次世代の移動ロボット技術により、
お客様の笑顔作りにお力添えを致します。


サウザー THOUZER とは

既存の搬送設備では対応に困難な現場にこたえるため、「サウザー」があります。
現場で実用できる【ロボット機能】と【機動力】に優れたサウザー。
以下のような現場への導入で事業の競争力強化に繋がります。

  • 搬送作業に専従者が不可欠であり、作業の効率や安全性を高めたい
  • 既設設備の活用や、現場作業の工程を大幅に変えずに生産性を上げたい
  • 屋外を含む建屋間移動、狭い通路、スロープや凸凹路で搬送設備の導入をしたい
  • 小規模導入で効果の検証をして、業務量の拡大や縮小に応じて効果的な設備投資をしたい
  • 現場の頻繁なレイアウト変更や、賃貸作業所で有る等により敷設型設備が導入できなかった

そんな課題を解決するのが、
協働運搬ロボットTHOUZER


主な機能

「自動追従機能」、「ライントレース機能」、そして「メモリトレース機能」で人の運搬作業を補助するロボットです。
1台何役もの使い方ができるサウザーは、 皆様の現場にフレキシブルに対応いたします。

機能①

人や台車の自動追従機能

  1. 荷物を載せた状態で、人はもちろん、台車やサウザー同士を追従します。
  2. 幅80cmの直進路を走行できます。
  3. 幅100cmの直角路においても滑らかな動きで通過します。

当社独自ソフトウェアであるDoog Navigation Engineの刷新により、複雑なルート計算を可能としました。これにより、多数の通路幅条件でルートを評価し、その結果から適切なルートを選択することで、通路幅に応じてサウザーが走行する位置を調整することが出来るようになりました。労働安全衛生法規則で定められ、工場等で設けられる幅80(※)cmの直進路を通過でき、幅100cm(※)の直角路においても滑らかな動きで通過することが出来るようになりました。

※サウザースタンダードの場合。サウザージャイアント、サウザーミニでは仕様が異なります。

機能②

ライントレース機能

  1. 簡単敷設・撤去できるラインに沿って自動走行します。
  2. 障害物を検出して停止、警告音を鳴らすことが出来ます。
  3. 屋外を含む建屋間での運用も可能です。

再帰反射素材のテープ等を床に敷設し、これに沿って自動走行することが出来るようになりました。また、通路上に障害物がある場合には止まってアラームを鳴らすことや、自動走行を終了することが出来ます。レーザセンサにより再帰反射素材を離れた位置から検出するため、サウザーの地上高ひいては段差走破性を維持できるため、屋外を含む建屋間での運用も可能です。

機能③

メモリトレース機能

  1. 周囲の環境を“記憶”して自動走行します。
  2. ラインやマーク要らず、PCやWifi要らずで簡単に操作できます。
  3. セットアップや運用変更が現場で可能で、低コストです。

当社独自アルゴリズムにより、人に追従しながら周囲の環境を“記憶”し、一度教えられたルートは次から自律的に走行することができます。サウザーに“記憶”させるにはボタンを押して、あとは実際にルートを歩くだけ!PC操作やWifi環境は不要で、現場の作業者が直ぐに使える機能です。初期セットアップ費用や経路変更費用も発生しないため、柔軟で低コストにお使い頂けます。


実用性

皆様の現場にお応えするため、サウザーは3つの実用性を備えています。

実用性① 簡単導入&自由自在

  • 搬入から設置までの導入や、運用場所の変更も簡単です。
  • ボタン操作だけで簡単に動かせます。(導入教育が短時間で完了することもポイントです。)
  • 環境が変化しても、現場作業者が歩くだけで簡単に再記憶できます。
  • 積載部(荷台)が簡単に作り変えられ、既存工程へ柔軟に対応します。

実用性② 多様環境対応

  • レーザセンサの活用により、昼夜を問わず追従運搬性能を発揮できます。
  • 段差や坂道、小雨でも動かすことができます。
  • 建屋間など屋内外シームレスな運用が可能です。
  • 既存工程の部分的な自動化が可能です。

実用性③ 群を抜く拡張性

  • 上モノや牽引など様々なカスタマイズに対応
  • デジタルIOや通信APIによるシステム連携にも対応

ご利用までの流れ


周辺機器

荷台

牽引

安全機器

電池

操作ボタン

電気機器搭載

ネットワーク機器搭載

外部システム接続

反射ライン


ラインナップ


使用上の注意

  • 安全性能には限界があります。製品マニュアルをよく読み安全に十分配慮して使用してください
  • 透明な物やガラス、鏡等の光沢のある物は検出できません
  • 積載重量を守り、積載物はロープ等でサウザー本体にしっかりと固定してください
  • 走行の際は「走行ルートに飛び出さない」「障害物を置かない」等の安全対策を実施してください。
  • 製品はベースユニットとなります。オプションを追加し各現場に適するように構築が必要です。また、使用条件・環境により安全対策のためのオプションが異なる場合があります。
  • 現場に導入する際には、リスクアセスメントを含めた安全検証を十分に実施して、運用ルールを定め必要な安全対策を講じてください。
  • 地面から約30cmの高さにあるものを検出もしくは追従します。センサのカスタマイズ構成によって異なりますが、それ以外の高さのものは、追従もしくは障害物の検知ができません。
  • 販売事業者および購入者は、製品マニュアルをよく読み、製品スペックや安全性を十分理解したうえで、提案や導入を実施してください。
  • 販売事業者がインテグレーション(運用設計およびカスタマイズ設計を含む。)を実施する場合には、インテグレータと協力して実施してください。
  • サウザーを牽引で運用する場合には「牽引対応カスタマイズ」が必要です。詳細は販売事業者または開発・製造元にお問い合わせください。

特記事項

  • 本開発に関連して5件の国際特許出願をしております
  • サウザーはつくば市トライアル発注認定制度に認定されております
  • 本開発では機能改良にあたり平成27年度埼玉県ロボット新規参入トライアル開発費補助金の助成を受けております
  • 本開発では平成28年度いばらきロボット実証試験・実用化支援事業の助成を受けております
  • 本開発に対して2020年に日本ロボット学会第 25 回実用化技術賞を受賞しました
  • 「サウザー」シリーズは、第9回ロボット大賞の中小・ベンチャー企業賞(中小企業庁長官賞)を受賞しました